141 ヤマハXJR1200クラッチ不調編

2021-04-05

<2020.11月修理分>

半年ぶりにエンジンをかけクラッチレバーを握ったところ「スカスカ」状態でブレーキホース内にエアが発生していることが疑われたので確認したところ排出ホース内にエアがたくさんあることがわかり(上の写真)エア抜きを行ないました。
根気よく少しずつ作業を繰り返すうちにエアが出てこなくなりクラッチレバーを握るとしっかりとした手ごたえが感じられるようになりました。
上の写真でクラッチホースがつながっているのがプッシュレバーCOMPで、そのすぐ下のボルトで固定されている部分がオイルエレメントカバーです。

この付近にはオイルで濡れた形跡は見られないので修理を終えて試乗してみました。ところが走り出して何回かクラッチレバーを握るうちにまた徐々に「スカスカ」状態に戻ってしまいました。そこでプッシュレバーCOMPを取り外してみたところ内側のオイルシール部が破損してオイル漏れを起こしていました。
写真の左が破損したプッシュレバーCOMPで右が新しいものです。
2回目のエア抜きをしているところです。倍の手間がかかりましたがこれでクラッチレバーの握りも戻りクラッチの切れもしっかり回復しました。

 

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