vol.157 スズキ スカイウェイブ２５０M 駆動系修理編
2024-02-04
＜2023.12月修理分＞
年式2014年、走行39000㎞の車両です。停車時から発進加速する際に段付き加速をしたりガタガタと振動したりするのが気になるということです。
今回は駆動系統の修理なので左クランクケースカバーの分解取り外しから始めます。
左クランクケースカバーを取り外したところです。この車両はCVT変速なので外側に何本もの黒い配線ハーネスが見えています。
その黒い配線ハーネスを取り外してからクランクケースを外してクラッチユニットを抜き出し分解したところです。ドリブンフェイス、クラッチシュー、スプリング、ベアリングなどです。
これは取り外したベアリング2個とサークリップです。ベアリングが破損していてリヤホイールを回転させるとゴロゴロと異音がして抵抗もかなりありスムーズに動きません。右側にある太い棒のようなものは本来ならばベアリングを打ち込むための工具ですが今回はベアリングの破損が激しかったためそれを打ち出すために使用しました。
上の写真は取り外したクラッチAssyを分解しているところです。手前にあるのは新（右）旧（左）のナットです。
さらに状態がわかりやすいように横からみたところです。
左がムーバブルドライブフェイスでその奥がCVT、右がベアリング交換したクラッチAssyです。
新しいVベルトとフィクストドライブフェイスの取付けが完了して左クランクケースカバーをはめて試運転をします。当初の段付きや振動は解消し作業は完了となりました。
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