144 ホンダグロム ステアリングオーバーホール編
2021-10-05
<2021.8月修理分>
この車両の作業依頼はスプロケット+チェーンの交換、フロント+リヤタイヤの交換と各部点検でしたが点検を進めていくとハンドルを左右に動かしたときに必ずひっかかる場所があることがわかりました。
これはステアリングのベアリングと受けとなるボールレースに凹があると判断しユーザーとも相談して追加の作業とすることになりました。
上の写真はフロントフェンダー、ヘッドライトユニットを取り外したところです。
さらにフロントホイール、フロントフォーク、トップブリッジ、ハンドルまわりと取り外していきます。ことときタンクやメーターを傷つけないようにウェスや古タオルなどで周囲を覆っておきます。
このような状態にしてからアンダブラケットを取り外してボールレースを交換しフレーム部の上下にベアリングを打ち込んで取付け・組み立てを行います。
作業空中はメーター部や配線は邪魔にならないようにステーなどにつるしてまとめておきます。下方に取り外したトップブリッジが見えています。
ボールレースの交換がすめばあとはアンダブラケット、トップブリッジ、フロントフォーク、メーター部、ヘッドライト部、フロントホイール、フロントフェンダーと順に取り付けてステアリングのオーバーホールは終了です。
最後はリヤタイヤ、スプロケット、チェーンを新品に交換しそれぞれの作動を確認して修理を終えました。。
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