143 XJR400クラッチが切れない編

2021-07-23

<2021.5月修理分>
今回はクラッチレバーを握ってもシフトペダルを踏みこむとエンストするという症状です。早速右クランクケースカバーとクラッチハウジングカバーを取り外しました。
さらにクラッチプレートを取り外すとフリクションプレートが見えてきました。このプレートが焼付いたり錆びたりしてプレートが張り付いてしまうこともしばしば起こるトラブルです。
取り外したパーツを並べてみました。やはりフリクションプレートが張り付いて固着しておりこれが主な原因とみられます。
そこでクラッチプレートとフリクションプレートは新品をハウジングは洗浄クリーニングしたものを使って組み立てトルクレンチを使って6本のボルトで締め付けます。
新品のガスケットを取り付けて右クランクケースカバーを組み付けます。次に新しいエンジンオイルを注入し締め付けトルクを遵守して取付けボルトを締めていきます。このあとエンジンを始動してオイル漏れの有無を確認したのちクラッチレバーを握ると今度はクラッチがきちんと切れて作業は完了となりました。

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