vol.156 ホンダVTR1000ブレーキオーバーホール編第2弾
2023-11-21
第1弾からつづく
写真のようにリヤブレーキもオーバーホールが必要な状態でしたのでキャリパを取り外してブレーキパッドとブレーキピストンも取り外します。パッドの錆がかなり進んでいるのとピストンがかなり傷ついているのが確認できます。
これはこのあと取り付けるブレーキピストンとピストンシールおよびダストシールです。
キャリパからピストンシールとダストシールを取り外したところです。このあとキャリパ内部も灯油と歯ブラシなどを使って洗浄しておきます。シール溝もしっかりきれいにしておきます。
上段にあるのが新品のピストンシールとダストシールそしてブレーキピストンです。それぞれ下段のいままで取り付けてあったものと比べるとかなり傷んでいるのがよくわかります。
キャリパ内にピストンシールとダストシールを組み付けたところです。このシールの内側にブレーキフルードを薄く塗布してブレーキピストンを挿入します。その後ブレーキパッドを取りつけます。
ブレーキキャリパが車体に付きました。錆と汚れを取りのぞいたのできれいになっています。
ブレーキフルードのリザーブタンクも損傷して漏れが激しかったので新しいものと交換します。これもメーカーにまだ部品在庫があったため実現可能になった作業でした。
車体に新品のリザーバータンクを取り付けてブレーキフルードを注入します。その後エア抜きをしてから試走を行ない作業は完了となりました。
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