127 ヤマハギヤ ウォーターポンプ交換編

2019-10-11

<2019.9月修理分>
新聞販売店使用の車両です。走行中に突然エンジンが止まってしまいました。
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CIMG1218クーラントの減りが早いため頻繁に補充しているとかエンジンオイルの汚れも早くすぐに白濁するなどのユーザーの話からウォーターポンプ近辺にトラブルが起きているのではないかと見当をつけシート、サイドカバー類を取り外しクーラントを抜いてみました。するとクーラントはほとんど残っていませんでした。3番目の写真はウォーターホースを取り外しウォーターポンプまで取り外せるところまできたとこで今回の場合はフレームからエンジンを下ろさなくても作業ができました。
CIMG1220ウォーターポンプを外してみました。上の写真の右側:茶色の泡のようなものが付着しているのがいままで取り付けられていたウォーターポンプで左が新品です。
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CIMG1224ウォーターポンプを拡大してみると(上の写真)真ん中のシャフト脇の穴からベアリングのインナーレースが見えているのですが錆びてしまっています。この状態からかなり長い時間クーラントにさらされていたと推測されます。ウォーターポンプの水路側のシールが破損してクーラントが少しづつ漏れ出してエンジンオイルと混ざり合い乳化したものが泡状になってしまったようです。下の写真は新しい部品です。
CIMG1223ここにはシリンダヘッド部とカムスプロケットが見えています。この状態になると潤滑不良となり最悪の場合エンジンのクランクシャフトの焼付きなどにつながり修理費用もいっきに高騰しかねませんが今回はそこまで進行はしていなかったのでエンジン内の洗浄、エンジンオイルの交換、ウォーターポンプと点火プラグの交換で修理完了となりました。日頃のエンジンオイルの点検などはとても大切です。

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