122 ホンダリード90 フロントキャリパ交換編

2019-01-26

<2018.10月修理分>
32960㎞を走行したのち約1年間放置に近い状態だったのですがエンジンをかけるとちゃんと始動したので走り出したところ、走り始めてしまってからフロントブレーキレバーを握ってもまったく効かないことに気づき危ういめにあって入庫してきました。
CIMG0710
テストしてみると確かにブレーキレバーが動きません。しかしマスタシリンダには異常が見られないので前輪を取り外してキャリパの点検をしました。
CIMG0711ところがブレーキレバーを握ってもキャリパはまったく動かないので、これはキャリパ本体とピストンが錆びついて固着していると判断しました。上の写真は前輪とキャリパを取り外したフロントフォークまわりです。

CIMG0712これは左側が今まで付いていたキャリパとブラケットで右側が新品です。古い方は長年使用した汚れ、錆、焼けなどで真っ黒になっています。通常はキャリパを分解してピストン、シールなどを交換するのですが今回は状態が悪すぎてキャリパ本体の交換となりmした。
CIMG0715新しいキャリパを取り付けたところです。このあとブレーキホースを取り付けてエア抜きをし作動の状態やフルード漏れの有無などを確認して修理は完了となります。
ディスクブレーキは常にむき出しで水、泥などをかぶりやすく、またブレーキを多用すると高温になるなど厳しい状態になりやすい部分です。走り出して止まれないということはたいへん危険ですので、このような状況を未然に防ぐためにも1年おきくらいのペースでの点検をお勧めします。

 

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