072 ホンダディオ・リヤブレーキカムの錆びつき修理編

2014-12-21

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型式AF26、走行12000㎞の車両です。リヤブレーキが効きっぱなしで車輪が回転しなくなってしまっているので、まずブレーキレバーとブレーキケーブルを点検しました。このような症状の場合8割がたがケーブルとレバー基部の不良によるものなのですが、今回はブレーキカムシャフトが錆びついて動かなくなっていることが原因でした。上の写真はブレーキカムシャフトを抜き出す作業中のもので半分くらい抜けてきているところです。位置的にたたき出すことはできないのでプライヤーなどでつかんで動かしながら少しずつ引き抜いていきます。

 

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OLYMPUS DIGITAL CAMERA最初の写真は抜き出したブレーキカムシャフトです。かなり錆びついていて固着していた様子がうかがえます。2番目の写真はペーパーやすり等で磨いたところです。このあとたっぷりとグリスを塗ってから再び抜き出した穴に戻して動きを確認します。

OLYMPUS DIGITAL CAMERAこの車両はシャフトの入る穴も錆びついていたので、上のようにペーパーやすりを丸めて穴の内側で摩擦させながら錆を落としグリスアップしておきます。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA作業としてはきれいになったブレーキカムシャフトそしてブレーキシューを取り付け、車輪を組み付けていきます。最後に上の写真に見える六角ナットの部分でブレーキレバーの遊びを調整して完了です。オイルで潤滑している機械部に水分は大敵です。車両はできるだけ雨ざらしにならないように屋根のある場所に駐輪するか、バイクカバーなどをかけておくことをお勧めします。

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