131 旧車修理編②
2020-04-06
いよいよキャブレターのオーバーホールをするためにキャブレターを取外すのですがスロットルグリップを回そうとしたところまったく動きません。そこでアクセルグリップまわり→スロットルケーブル→スロットルバルブと順を追って点検していくとスロットルバルブが固着して動かなくなっていることが判明しました。キャブクリーナーを使用したり物理的な力を加えたりしてようやく外したところが上の写真です。
スロットルバルブとスプリングに白く付着しているものはガソリンが揮発したあとの残留物です。これがいわば接着剤のような存在になってしまい固着の原因となっていました。右横の金色の物体はチョークバルブでこちらは問題ありませんでした。
キャブレター本体の内側にも残留物があるためキャブクリーナーとブラシで根気よく清掃します。
これは反対側のキャブレターです。こちらのほうが状態としては良好でしたがやはりオーバーホールが必要なので脱着・分解をします。
キャブレターを分解したところです。メインジェット、パイロットジェットともに残留物で埋まっておりフロートも固まっています。フロートチャンバーにも残留物がこびりつきクリーニングは容易ではありませんがひとまずキャブクリーナーに漬けておきます。
キャブレターを取外したあとのクランクケース部です。丸い穴が取付けポートでさらにその内側に見えるのがこのバイクのエンジンの特徴であるディスクバルブです。
以降は第3弾につづく
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