138 スズキアドレス50 Vベルト交換編
2020-12-12
<2020.10月修理>
走行18000㎞
走行中に車体左側から「バシッ」というような音がして走れなくなってしまったということです。
まず左クランクケースカバーを取り外してみました。するとVベルトがボロボロになりひも状になってしまった繊維部分だけが残っていました。
この角度から見るとよりはっきりとわかります。
クランクケースの底部です。剥離したVベルトの一部が見えていて損傷の激しさがわかります。
上の写真右上が破断したVベルトでその下がこれから交換する新しいものです。また左上のドライブフェイス、左下のクラッチキャリアには問題がないのでこのまま流用して使用します。
ドライブフェイス、クラッチキャリアを取り付けて新品のVベルトを組んだところです。
最後にクランクケースカバー、キックを取り付けてエンジンを始動し正常に走行できることを確認しました。今回のようなVベルトの破断では走行不能になるとはいえ大転倒にいたるといった危険は少ないですが、やはり定期的な点検が大切で走行15000㎞を目安にVベルトをはじめ各部の点検をすることをお勧めします。
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