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VOL.167 ヤマハマジェスティ250フューエルポンプ交換編①

2026-02-24

<2026.1月修理分>

走行中に突然エンジンがストップしてスタートボタンを押しても始動しない状態で入庫してきました。セルモーターの回転も弱いのでまずバッテリーから点検します。バッテリーは右ステップの下にあります。

次にシートを取り外さないとトランク部分が見えないので(上の写真)下の写真のように外します。下の写真の左側の黒いプラスチックの
カバーの下が燃料タンクになります。

そのプラスチックカバーを外すとこれが燃料タンクそのものです。さらにサイドカバーを取り外していきます。

サイドカバーを取り外したことで燃料タンク下部のキャブレター、フィルター、燃料ポンプを確認することができました。

これは少し角度を変えて見た図です。今回のトラブルは写真中央の燃料ポンプが壊れて動かなくなってしまったことが原因でした。電圧降下により使用不能と判明したバッテリーとともにこのポンプは交換となります。

 

vol.166 スズキバーグマン200リコールフューエルポンプ交換完結編③

2025-12-26

<2025.08修理分>

フレームからエンジンコンプリートを取り外しました。大型スクーターのエンジン部は非常に複雑です。フレームの真ん中あたりに白っぽく見えるのがフューエルポンプです。

フレームのやや上部に見えるシルバーのカバー部分にフューエルタンクがあります。

フューエルポンプはフューエルタンクの丸い穴部に取り付けられておりそれを取り外したところです。

これはフューエルポンプをタンクに取り付けていたリテーナとOリングです。

これは新品のフューエルポンプです。今回のリコールはこのフューエルポンプが走行中に破損して燃料が送られなくなり走行不能になるという危惧が発生したための作業です。

タンクに新しいフューエルポンプを取り付けました。

フレームとエンジンを合体させます。

左上部にフューエルポンプが見えます。各パイプや補機類を取り付けてからエンジンを始動し各部の点検を行います。その後試乗をして問題のないことを確認しリコール作業は終了となりました。

 

 

 

vol.166 スズキバーグマン200リコール フューエルポンプ交換編②

2025-10-27

<2025.08修理分>

前回(vol.165)の作業でフューエルポンプが取り外せそうでしたがどのように向きを変えてみても一部がフレームに当たってしまい外すことができません。

そのためスズキのサービスに確認するとフレームからエンジンを降ろして燃料タンクを後ろに移動させてからでないと取り外しができないとのことでした。そこでまず補機類やインジェクターなどを外します。

ラジエターホースや燃料ホースの取り外しをして配線類も外します。

ラジエターのサブタンク内のクーラントも完全に抜きます。上の写真の白いものがサブタンクで横の黒い丸い口がクーラントの注入口です。

写真の中で黒く見える部分がフレームでシルバーの部分がフューエルインジェクターですがこれもフレームから取り外します。またフレームの中央付近に見るボルト(白く丸い)はハンガーボルトというものでエンジンとフレームをつないでいます。このハンガーボルトとその右下のメガネレンチがかかっているボルトも両方とも取り外します。
<次号へ続く>

 

 

 

 

vol.165 スズキバーグマン200リコール フューエルポンプ交換編①

2025-08-31

<2025.08修理分>
フューエルポンプが働かなくなり燃料が送られずにエンジンが止まってしまう危惧があるためポンプを交換するというリコールです。

写真左に写っているのはタンクキャップで真中がフューエルタンクです。車体カバーを取り外すとこの状態になるのですがこの取り外しに想定外の時間がかかりました。

これはフューエルポンプから送られたガソリンを噴射するインジェクター部でエンジンの真上に取り付けられています。

フューエルポンプとフューエルパイプのジョイント部分です(90度の角度の白いところ)。場所的に前輪の巻き上げを受けやすいためフューエルポンプ上部の汚れがかなり目立ちます。

フューエルパイプのジョイントの黒い部分を外したあと燃料が漏れないために青いキャップをかぶせてあります。円形の黒いものがフューエルポンプを固定しているリテナーです。これから特殊工具を使って緩める準備をしています。

リテナーが緩んで外れたのでこのあとフューエルポンプを取り外します。

リテナーを緩めて取り外すために使った特殊工具とリテナーそのものです。
<次号へ続く>

 

 

vol.164 台湾ヤマハNMAX125フロントフォークオイルもれ修理編

2025-06-08

<2025.5月修理分>
フロントフォークオイルもれの修理といっしょにリヤタイヤ交換の依頼もありました。

まずラジエターカバーとマフラーを取り外します。

リヤブレーキキャリパーを取り外しワイヤーやロープなどでつるしておきリヤサスペンションも取り外します。

リヤスイングアーム、リアヤイールを取り外してタイヤ交換が完了したら逆の手順でリアホイール、スイングアーム、ブレーキキャリパー、マフラーの順に取り付けていきます。

フロントカバー、フェアリングを取り外してからフロントホイール、ブレーキキャリパーも取り外してフロントフォークをクランプしているボルト2本を緩めてフォークを抜き取ります。

これはフロントフォークです。フォークブーツとスナップリングを取り外したところです。

フロントフォークとこれから交換するオイルシールです。

写真の右側がリップが損傷したオイルシールで左側が新品のオイルシールです。右のオイルシールはゴム部分が劣化している様子が確認できます。左右のフロントフォークのオイルシールを交換し取り外したパーツを組み立てなおし走行テストをして完了です。上の写真でわかるようにオイルシールは消耗品です。できるだけ12か月ごとの定期点検をおすすめします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

vol.163 スズキGSR250クラッチ分解修理編

2025-03-24

<2024.4月修理分>
クラッチレバーを握りチェンジペダルを踏みこみその後クラッチレバーを放しても走り出さない、という症状です。
チェンジペダルまわりには特に損傷はみられませんが分解して点検するためにエンジンオイルを抜き取ります。
右クラッチケースカバーを取り外して緩みの有無や金属粉が異常に出ていないか、またケースカバー下部にたまっているオイルが必要以上に汚れていないかなどを点検します。するとエンジンオイルはかなり汚れていました。
そこでクラッチを分解してフリクションプレートを確認したところかなり摩耗が進んでいました。
これは取り付けられていたクラッチスプリングです。こちらは損傷や変形もなく自由長(なんの力も加わっていない状態での長さ)も許容範囲内でした。
上の写真はクラッチボスですがこちらも問題はありませんでした。今回の不調はフリクションプレートの摩耗が進んでいわゆるクラッチがすべるという状態になったことでおこったものでした。したがって修理としてはフリクションプレートを交換することで完了しました。
このことから車種によってメーカーから指定された期間、走行距離ごとにオイル交換をすることがトラブルを未然に防ぐことにつながると言えるでしょう。

 

vol.162 ホンダVTR1000リヤサス交換編

2024-12-28

<2024.8作業>
このVTRはリヤサスをノーマルからオーリンズサブタンク付きに交換してありましたが最近オイル漏れが目立ってきたということでした。リヤサスはユーザーさんがご自身でインターネット上で求めたものを使用します。

まずカーボン製のマッドガードやリヤホイール、リンク類などを取り外していきます。
さらに左側フレームに取り付けられているサブタンクも外す必要があるのですが非常に狭い場所なので時間と根気を要しました。
上の写真はいよいよリヤホイールを外すためにリヤアップをしたところです。
リヤブレーキキャリパーも取り外します。取付けボルト2本を抜く寸前の状態です。
これはリヤホイールを取り外したところです。ブレーキキャリパーはワイヤーなどで保持しておきます。
これがリンク部分でここをとりはずしてようやくリヤサスの下部が出てきます(写真中央の縦長の場所です)

リヤサスの上部をとめているボルトを抜いて取り外すことができました。
その後は取付け時と逆の手順でリヤサスを組み立てていき上の写真の状態で作業は完了。試乗も問題ありませんでした。

vol.161 ホンダCB250ホーク フロントホイールのガタつき修理編

2024-11-15

<2024.9月修理分>
走行中にフロント周りからコトコト音がしたりコーナリング中に違和感があるということです。
試乗してみると確かに手ごたえに疑問が感じられるのでフロントホイールを取り外してみました。
フロントホイールを右側から確認するとベアリング、リテーナ、カラー、オイルシールにかなりの錆が見られたのでこれらの交換が必要と判断しました。
さらに反対側から点検するとこちらも錆びているのでここではベアリング、カラー、オイルシールの交換が必要となりました。
右側のベアリング、オイルシール、リテーナ、カラーを取り外したところです。中は比較的きれいだということがわかります。
左側のベアリング、カラー、オイルシールを取り外しました。こちらも内部はきれいな様子が見てとれます。
取り外した左右のベアリング、オイルシール、カラー、リテーナです。経年による劣化で錆びているのがはっきりわかります。
上の写真は新しいベアリングにグリスを塗ったものとその他の新品のパーツです。
今回の不具合は長年の使用でへたりの出てきたオイルシール部分から水分が入りそのことによってベアリング内のグリスも落ちてしまいボールどうしがこすれあう状態になったことでコトコト音やコーナリングの違和感につながったものでした。

vol.160 カワサキZZR400不明のオイルもれ編

2024-08-07

<2024.7月修理分>

車検を通したばかりのカワサキZZR400ですが駐輪していた車体の下にエンジンオイルらしい染みができているので点検してほしいという依頼です。
エンジン下部全体がオイルで汚れているのでパーツクリーナーで汚れを流し落とすという作業を3回繰り返してやっとオイルの漏れている場所が特定できました。
ウォーターポンプ部分の汚れが最も著しいことが判明したので分解してみました。フロントスプロケットの前に見えているのがウォーターポンプ本体です。
いざ分解してみるとLLCにオイルが混ざっていることが判明しました。ウォーターポンプが原因とするとLLCにオイルが混入することはないのでとにかく今度はウォーターポンプを外してみました。すると驚いたことにウォーターポンプ本体のオイルシールが破損していました。
これはウォーターポンプ本体を少しななめから見たところですが本体のオイルシールが抜けています。ここからオイルがウォーターポンプに混入し外に漏れだしていたのです。ウォーターポンプは非分解式なのでAssy交換となります。
これが新しいウォーターポンプAssyです。
これはウォーターホースをつなぐジョイントですが点検したところ問題はありませんでした。
これはクランクケース左側のウォーターポンプ取り付け穴です。中央に突起のように見えているシャフトに連結することでウォーターポンプが作動します。
修理作業としてはこのあと外したパーツを取り付けてLLCを注入してエンジンを始動しそのまま30分ほど様子をみたうえで漏れがなければ完了です。

vol.159 ヤマハFZ750セルモーターが回転しない編

2024-05-31

<2024.2月修理分>

昭和61年式のFZ750です。
セルモーターのボタンを押したときにセルが回ったり回らなかったりするという症状ですが同時にマフラーも交換してほしいという修理依頼です。
マフラー交換もするのであれば先にマフラーを取り外しておこうと作業を始めたところエキゾーストナットが固着(錆付き)していたので潤滑剤を吹き付けて20分ほど放置しておきます。
放置したことで浸透した潤滑剤の効果でナットがスムーズに外れてマフラー、エキパイを取り外すことができました。
上の写真は右クランクケースカバーを取り外したところです。ここでクラッチ周りを点検し問題のないことが確認できたので再び右クランクケースカバーを取り付けてエンジンオイルを注入します。
これは左クランクケース側から見たところです。真ん中の大きな丸い物体がジェネレーター(発電機)でその下のホースがついている金色の丸い部分がクラッチレリーズです。
今回の修理にあたってセルモーターのメーカー在庫を検索したのですが残念ながら販売終了でした。しかし中古品のセルモーターAssyが入手できたので無事に交換することができました。真ん中の筒状にみえる黒い物体がセルモーター本体です。
セルモーターの取り付けが完了しスタートボタンを押すと正常に回転することが確認できました。今回のセルの不調はセルモーター内部でショートが発生したことにより電流が流れたり流れなかったりしたことが原因でした。いずれにしてもすでに新品では手に入らない部品が中古品ながら見つかったことで可能になった修理です。令和の時代に昭和時代のバイクを整備するのもだんだん困難になりつつあることはいなめません。
このあともうひとつの依頼であったマフラーの取り付けをしエンジン始動後にオイル漏れやクーラント漏れのないことを確認して作業は完了となりました。

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