081 ホンダ ワルキューレ タイヤ交換で見つかったトラブル 編

2015-09-22

<2015.9月修理分>

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約20年前に発売されたワルキューレはゴールドウィングのエンジンを使ってアメリカホンダで製造された輸入モデルです。水平対向6気筒エンジンの大型クルーザーで車重も300㎏を優に超えるのでタイヤにかかる負担も半端ではありません。
今回はそのタイヤ交換ですが、リヤホイールのシャフトが微動だにせず全く抜けてきません。

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そこでシャフトの頭にナットをかませ、プラスチックハンマーで何度も衝撃を与えて少しづつたたき出し、ようやくシャフトを抜き出しました。すると写真でもわかるようにシャフトが錆びついて白っぽく変色していました。これはグリス成分が全くなくなってしまったことを示しています。そのために錆びた部分が膨張し、外形が大きく変形して抜けにくくなっていたことがわかりました。

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これは2番目の写真を拡大したものです。年数を経たバイクにはよくあることですが、シャフトを抜くという作業を伴うのはホイールをはずす時くらいのものなのでグリス不足の発見も遅れてしまうのです。

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これはシャフトの錆を落としてグリスを塗りつけたところです。タイヤ交換が目的でしたがシャフトのトラブルも見つけてグリスアップができてよかったです。

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