126 ホンダCBX400Fキャブレター同調編
2019-09-03
<2019.8月修理分>
エンジン不調のCBX400F、年式不明・走行28000㎞です。具体的には始動しにくい、アイドリングが安定しないなどの症状です。
キャブレターを外して点検しているところです。メインボアの汚れが顕著なのでキャブレターのオーバーホールをすることになりました。またジョイントからのガソリン漏れがあったのでジョイントとフューエルパイプ双方の交換をしました。キャブレターの下に2つ写っているのが取り替えたあとの古い部品です。
この写真では左右のキャブレターの真中に見えるのが交換した新しいジョイントとフューエルパイプです。
キャブレターを組み上げてエンジンを始動させました。ガソリン漏れは収まりましたがアイドリングのバラつきはまだ解消されなかったので4つのキャブの吸入負圧を測定するためにバキュームゲージを取りつけました。ゲージの指針が同調していないことが見てとれます。
地道な作業を繰り返しながら同調させている途中です。
4つの指針がぴったり合うのが理想ですが実際はほぼ同調するように調整します。
5~6回の調整を行ってようやく許容範囲になったので空吹かしをしてみるとアイドリングは安定し吹け上りもいい状態になりました。試乗の結果、公道走行でも問題はなく作業は完了しました。
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