029 ツーリング途中のトラブル編
2013-03-15
<旧HP2008.9.27掲載分>
カワサキ・Z750FX(年式 1979年 走行28000㎞)新潟から信州へのツーリングで松本に立ち寄ったライダーからエンジンがかからないとのレスキュー要請。前夜宿泊したホテルへ引き取りに伺いました。いわゆる旧車に属するFX。約30年を経過しているバイクなら多少の弱点も抱えているものですが、愛着をもって乗っておられるオーナーです。
←点火プラグをはずしてみると4本ともビショ濡れ状態だったのできれいに清掃し、バッテリーもフル充電してから取り付けました。
←そしてセルモーターのボタンを押してみると気持ちよく一発で始動。
試乗もしてみましたが すこぶる好調です。
原因は旧車の弱点のひとつガソリンの出すぎによるプラグの<かぶり>でした。
実はオーナーさんは今回のツーリング後に交換するつもりで既にワイヤーハーネスを準備しておられました。そこで、メールなどでやりとりをしつつ、そのハーネスを送っていただき松本で一括して作業することになりました。
写真はカプラー、端子の点検をしながら取り外していくところです。
ここはジェネレーターからの配線が集中し、ドライブチェーン、スプロケットが動くので特に慎重な作業になります。
これが取り外したワイヤーハーネスです。くたびれて汚れてはいますが、それは30年間の走りを支えてくれた証しでもあります。
Z750FXは松本で約半月の別荘生活を送りその間にリフレッシュして愛しいオーナーさんと再会。
夏の日差しの中 を新潟に無事に帰っていきました。
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