008 TZR250RSキャブオーバーホール編
乗らないまま4年が経ってしまったTZRです。
その4年分の残留物・汚れの除去をします。
TZR250のエンジンはV型2気筒ですが2個のキャブレターが別々になっているため比較的取り外しやすい構造です。
写真は固着してスロットルバルブが動かなくなっている状態です。
左:キャブレター、上:フロートチャンバー、下:フロートです
フロートチャンバー内の汚れが特にひどいのが見てとれます。それぞれガソリンの残留物などが原因で固まってしまっているのでキャブレタークリーナーに漬け置きして汚れを取り除きます。
クリーニング終了後です。上の写真と比べると茶色く変色して固着していたところがキレイになっているのがわかります。この後はエアで吹いてジェット穴の詰まりが解消されたことを確認して組み立てます。このときゴム製品のホース、ガスケットなどの劣化の具合もチェックします。長期間乗らないときは最低限キャブレター内のガソリンは抜いておくと次に乗り始めるときのキャブ内の状態が大きく違ってきます。ぜひ参考までに!(旧HP 2005.6.20掲載分)