108 ホンダCBR400Fキャブレターオーバーホール編

2017-11-24

<2017.10月修理分>
昭和59年式、走行29800㎞の車両です。
車検のためにお預かりしましたがエンジンの吹けがかなり悪くキャブのオーバーホールにとりかかりました

CIMG0580サイドカバー、シート、燃料タンクを取り外しキャブレターを取り出す準備ができました。
CIMG0582この状態からさらにアクセルケーブル、チョークレバーを取り外してようやくキャブレター本体を外すことができます。空冷4気筒エンジンなので比較的作業はしやすい車両です。
CIMG0584キャブレターをオイルパンに置いたところです。吸気口側が茶色く汚れているのがよくわかります。本体そのものも30年の経年変化でかなり錆びているのが見てとれます。
CIMG0586キャブレターを取り出したあとのエンジン部です。セルモーターやオイル配管、アクセルケーブルなどが見えています。ケーブルの1本は曲がってしまっていますが、これはのちにキャブを取り付ける際に修正します。
CIMG0590フロートチャンバー、フロートバルブ、メインジェット、スロージェットを取り外したあとキャブレタークリーナーに漬けて汚れを溶かします。今回は汚れの程度が激しかったので24時間漬けておきました。
CIMG0591クリーニング後のキャブレター本体と各パーツです。ひとつ前の写真と比べると汚れが改善されたのがわかると思います。この段階でフロート、フロートバルブのあたり具合も点検しておきます。
CIMG0593ダイヤフラム側もクリーニングのあと破損やヘタリがないかを確認し、リターンスプリングの作動状態も調べてから組み立てていきます。
CIMG0594すべて組みあがったところです。この一連の作業でエンジンの吹け具合は正常に戻りました。

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