046 ヤマハ マジェスティのドライブベルト交換編

2013-04-07

<旧HP2011.3.08掲載分>
ヤマハ・マジェスティ(型式SG03J 年式平成15年 走行28000㎞)です。信号待ちなどでいったん停止の後再び発進する際、ガクガクと段付き加速をするという症状で入庫してきました。
ただし段付き加速は発進時のみで中高速での走行には問題ありません。
症状から判断するとまず駆動系のトラブルが疑われるので左側のクランクケースカバーを取りはずして目視点検です。
左の写真のように特に異常はみられず、なにかが削れて発生したような摩耗粉などもありませんでした。

 

 

次に、疑わしい個所としてクラッチを分解してみます。
クラッチハウジング(写真右側)
クラッチキャリア (写真左側)
とも異常はありませんでした。
クラッチキャリアに内蔵されているスプリングが折れて今回のような症状が出ることもあるのでこのときに必ず確認することが大切です。

 

 

 

そこで次にドライブベルトを点検すると写真のように摩耗と変形が進んでいて、これが発進時のスムーズな加速を妨げているようです。(写真右側が新品、写真左側が古いものです)
さっそく新しいものに交換するとガクガクとした症状はピタリとおさまりました。
ドライブベルトは走行距離に応じて劣化しやすいので20000km走行ごとに交換することをおすすめします。

 

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