vol.163 スズキGSR250クラッチ分解修理編

2025-03-24

<2024.4月修理分>
クラッチレバーを握りチェンジペダルを踏みこみその後クラッチレバーを放しても走り出さない、という症状です。
チェンジペダルまわりには特に損傷はみられませんが分解して点検するためにエンジンオイルを抜き取ります。
右クラッチケースカバーを取り外して緩みの有無や金属粉が異常に出ていないか、またケースカバー下部にたまっているオイルが必要以上に汚れていないかなどを点検します。するとエンジンオイルはかなり汚れていました。
そこでクラッチを分解してフリクションプレートを確認したところかなり摩耗が進んでいました。
これは取り付けられていたクラッチスプリングです。こちらは損傷や変形もなく自由長(なんの力も加わっていない状態での長さ)も許容範囲内でした。
上の写真はクラッチボスですがこちらも問題はありませんでした。今回の不調はフリクションプレートの摩耗が進んでいわゆるクラッチがすべるという状態になったことでおこったものでした。したがって修理としてはフリクションプレートを交換することで完了しました。
このことから車種によってメーカーから指定された期間、走行距離ごとにオイル交換をすることがトラブルを未然に防ぐことにつながると言えるでしょう。

 

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