vol.161 ホンダCB250ホーク フロントホイールのガタつき修理編
2024-11-15
<2024.9月修理分>
走行中にフロント周りからコトコト音がしたりコーナリング中に違和感があるということです。
試乗してみると確かに手ごたえに疑問が感じられるのでフロントホイールを取り外してみました。
フロントホイールを右側から確認するとベアリング、リテーナ、カラー、オイルシールにかなりの錆が見られたのでこれらの交換が必要と判断しました。
さらに反対側から点検するとこちらも錆びているのでここではベアリング、カラー、オイルシールの交換が必要となりました。
右側のベアリング、オイルシール、リテーナ、カラーを取り外したところです。中は比較的きれいだということがわかります。
左側のベアリング、カラー、オイルシールを取り外しました。こちらも内部はきれいな様子が見てとれます。
取り外した左右のベアリング、オイルシール、カラー、リテーナです。経年による劣化で錆びているのがはっきりわかります。
上の写真は新しいベアリングにグリスを塗ったものとその他の新品のパーツです。
今回の不具合は長年の使用でへたりの出てきたオイルシール部分から水分が入りそのことによってベアリング内のグリスも落ちてしまいボールどうしがこすれあう状態になったことでコトコト音やコーナリングの違和感につながったものでした。
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