048 ホンダ クラブマン オイル漏れ編
2013-04-14
<旧HP2011.4.23掲載分>
ホンダ・クラブマン(型式MC10 走行16000㎞)です。ふと気付くと止めたバイクの下にオイルのシミが。しかもかなり大きなシミとなっていたため修理となりました。
しばらくバイクに乗らずにいるとときどきこんな経験をすることがあります。
エンジンまわりを点検すると左側下部が汚れているのでスプロケットカバーをはずしてみるとあきらかにこのあたりがオイルで塗れています。
さらにピンポイントでオイル漏れの場所を特定するためにオイルをふきとりオイルクリーナーで洗浄してからエンジン始動 → 数分後エンジン停止 → さらに数分間放置 の手順で漏れ、にじみの場所を見つけます。
その結果、左の写真の中央部のニュートラルスイッチ(ギヤがニュートラルの時、このスイッチが導通して電流が流れニュートラルランプを点灯させる)部分から漏れていることがわかりました。ユーザーによると「以前転倒した際に応急処置として液状ガスケットを塗り付けた」とのことでした。
ニュートラルスイッチを取りはずしてみるとひずみが見受けられたので応急処置としては外側に液状ガスケットを塗るのではなく、基部に液状ガスケットを塗って取り付ければオイル漏れは少なかったのではないかと思われます。
今回はニュートラルスイッチとガスケットをともに交換して作業完了となりました。
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