033 ヤマハ セロー オイル漏れ編
2013-03-22
<旧HP2009.2.28掲載分>
ヤマハ・セロー(型式1KH 年式不明 走行23000㎞)です。エンジン右側部分のオイル漏れが激しいセローの修理です。
おおまかな汚れはウエスや古布などであらかじめふきとっておき速乾性の脱脂洗浄スプレーを吹き付けて細部の汚れまで一気に落とします。この段階まできれいになったところでクラッチカバーを分解していきますが、左の写真ではクラッチの様子がよくわかります。
このとき、金属粉やかけらなどがないか確認を怠らないなどの事前の作業をしておくことで、トラブルを未然に防ぐことができます。
←こちら側のガスケットはエンジンのほうに付いてはがれてしまいました。
クラッチカバーの内側です。
カバーを分解する際に、ガスケットはエンジン側とカバー側の両方に分割してはがれてしまいましたが、カバー側に残ったガスケットをみると写真上部の部分が割れています。
さらに拡大してみるとガスケットの割れ目がはっきりします。
熱や油圧の影響による経年変化でおきる症状のひとつといえます。
オイルも「にじみ」ではなくはっきり「もれ」と確認できる場合は早めの点検修理をおすすめします。
最悪の場合はエンジンの破損につながりかねません。
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