008 ヤマハ TZR250RS キャブ・オーバーホール編
2012-11-19
乗らないまま4年が経ってしまったTZR250RS(走行約6000㎞)のキャブにこびりついた残留物・汚れの除去をします。TZR250のエンジンはV型2気筒ですが2個のキャブレターが別々になっているため比較的取り外しやすい構造です。写真は固着してスロットルバルブが動かなくなっている状態です。
左からキャブレター、フロートチャンバー、下がフロートです。フロートチャンバー内の汚れが特にひどいのが見てとれます。これらをキャブレタークリーナーに漬け置きして汚れを溶かして落とします。
キャブレタークリーナーに一晩漬け置いたところです。茶色く固着していたところがきれいになったので、この後はエアで吹いてジェット穴の詰まりがなくなったことを確認して組立てます。このときホース、ガスケットなどのゴム製品も劣化がないかを確認します。長期間乗らないことがあらかじめわかっている場合は最低限キャブレターのガソリンを抜いておくと次に乗り始めるときのキャブ内の状態が大きく違ってきます。ぜひご参考に。(旧HP 2005.6.20掲載分)
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