139 ベスパ50S改 ポイント磨き編
2021-01-26
<2020.11月修理分>
年式/型式/走行距離不明 ベスパ50Sをボアアップして黄色ナンバー登録なので「改」としてあります。
新潟までツーリングに行ったところ途中からバックファイヤーが発生したり突然エンストしたりでなんとか松本まで帰ってきたとのことです。
症状からみて点火系統が疑われるので点火プラグを外してみたところ真っ黒でした。そこで以前修理したベスパC(バックナンバーvol.94)同様にフライホイールを取り外してみました。
まずポイントを点検してみると端面が荒れているのでポイントやすりで磨きます。細長い平たい工具がポイントやすりです。
これはコイル、ポイント、コンデンサーを正面から見たところです。ポイント面にポイントやすりがはさまれていますがこのようにして磨いたあとでポイント面を清掃します。
キャブレターを上から見たところですが確認したところ特に異常はみられませんでした。というのもキャブレターまわりがオイル等で汚れている場合はキャブレターのオーバーホールが必要となるケースが多いからです。
部品置き用の白いトレーの中に取り外したフライホイール、点火プラグ、ボルト、ナット、ビス類、コンデンサーが入っています。
ポイントの研磨、コンデンサーの交換をしてからフライホイールを取付け、最後にポイントのギャップを調整してエンジンを始動。エンジン音も快調でツーリング時のトラブルは解消しました。
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