118 スズキ イントルーダー1400車検編①

2018-09-30

<2018.9月修理分>

車検が切れたあと約1年間放置してあったためエンジンがかかりません。
CIMG1001まずバッテリーが不良だったため新しいものに交換したところ電装系は問題なくライト類は正常に作動しました。
次にフロントブレーキ、クラッチの順に点検するとクラッチの遊びがかなり大きい状態でした。
CIMG1002イントルーダーは油圧クラッチなのでクラッチフルードのエア抜きをしたところクラッチホースからフルードが吹き出しました。上の写真でウエスを巻きつけてある箇所です。
CIMG1005修理としては部品交換以外に選択肢はないので燃料タンクを取り外していきます。写真中央のフレームに沿っているのがホース+パイプAssyでこれも外します。
CIMG1006ホース部はフレキシブルに曲がるので良いのですがパイプ部は伸縮性がないので脱着には多少手間取りました。CIMG1009写真中央に見えている丸い部分が油圧クラッチ本体です。パイプを取外した穴の上にある黒いキャップのついているのがブリーダーでフルード交換やエア抜きに使用するものです。
CIMG1010これはホースを取外したマスタシリンダです。20年以上使用され続けたアルミ製のボディには錆や汚れが多く見受けられます。
CIMG1012今まで車体についていたホース+パイプAssyです。右側=前半分がホースで左側=後ろ半分がパイプになっているのがよくわかります。
CIMG1013湾曲した外側の部分、ここがまさに破損した場所でここからフルードが吹き出していたことになります。
CIMG1016

 

CIMG1019

上の写真が新品のホース+パイプAssyです。パイプの部分が大きなサークル状になっているのでまずこのパイプ部を油圧クラッチ本体に取付け、次にホース部をフレームの間に通しながら前部に引っ張っていきマスターシリンダに取付ける手順です。ちなみにホースの色が2色に見えるのはグレーの部分が蛇腹状の金属で保護されているからです。
この後はクラッチのエア抜きをしてクラッチの修理は完了です。
続編②ではキャブレターの修理を取り上げます。

 

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