070 ヤマハ ギア エンジン焼付き編

2014-10-26

OLYMPUS DIGITAL CAMERA年式は不明ですが走行23,000㎞のヤマハギアです。走行中に突然エンストしセルモーターも回らず、キックもできなくなってしまいました。エンジンが2サイクルでこのような症状の場合、まず焼付きが疑われます。ギアは直立型エンジンなので車体から降ろさずにエンジンの分解ができます。シリンダヘッドを取り外し、さらにシリンダを外してみると写真のように真っ黒でキズだらけのピストンが出てきました。ピストンがこのような状態ですからもちろんシリンダ内壁もキズだらけです。ここまで損傷していると修理としてはピストン、シリンダの交換となります。

 

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これが新旧のピストンです。本来右のようでなければいけないものが左のような状態になってしまった原因は、キャブレターにエンジンオイルを送るオイルパイプが切れてなくなってしまい潤滑不良で焼付きを起こしたことにあります。焼付きの原因で多いのはオイルの補充忘れや、オイルパイプに空気が入り込んでしまうことで起こるものが挙げられますがオイルパイプそのものがなくなってしまうのはレアな症状といえるので今回取り上げてみました。

 

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