039 スズキ レッツ4のフューズトラブル編

2013-03-29

<旧HP2011.1.22掲載分>
スズキ・レッツ4(型式JBH-CA45A 年式平成20年 走行6800㎞)です。以前からセルモーターが回らずキックでエンジンをかけていました。ところが今度は走行中にライトやウィンカーがつかなくなってしまった、という症状です。
まず、エンジンはかけずキーONの状態で確認するとウィンカー、ブレーキランプは点かずホーンは鳴りません。次にエンジンをかけて試してみても同様です。さて、この場合何を疑うべきでしょうか。
①バッテリーがあがっている→②フューズが切れている→③配線がどこかで断線している→④リレーの不良
①~④は原因として可能性の高い順番です。

 

 

そこでまずバッテリーを調べたところ電圧には問題がなく、順に従ってフューズを点検したところ配線が切れていました。(写真の配線の上の部分)このヒューズを交換し、エンジンを始動するとウィンカー、ランプともに正常に点灯しホーンも鳴るので試しに走行してみると、再びヒューズが切れもとの状態に戻ってしまいました。
ここで考えられるのは配線やリレー、スイッチのどこかでショートしている可能性が高いということです。
そこでメインスイッチやリレーが納められているフロントカバー内を点検してみると、なんとウィンカーリレーが所定の位置から脱落して配線がフレームと接触=ショートしていました。(写真中央部分)

 

 

 

 

 

 

これでは何度ヒューズを交換しても切れてしまうわけです。
作業の手順として上記したように疑わしい順に消去法で探っていったわけですがヒューズが2度切れたことで、順位3番めの「配線の断線、ショート」が疑われるというところまで進むこととなり、根本的な原因にたどりついたという一例です。このウィンカーリレーはステーに固定されているべきものですが、止めているはずのタイラップが切れ、垂れ下がった配線がフレームにあたってこすれるうちに被覆がむけ、そのむき出しの部分がフレームと接触してショートしていたものです。

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