050 除雪機編

2013-04-20

<旧HP2011.12.28掲載分>
ヤマハ・除雪機(型式YT660ED 年式2007年)です。2007年に入手して以降、その年の積雪によって使用頻度にバラつきのあった中、ここ2年ほどは使っておらずエンジンがかからないという除雪機です。
燃料コックを分解してみると中のOリングがボロボロになっていました。これは変質して古いガソリンの影響です。
通常バイクのOリングは輪ゴム状ですがヤマハの除雪機のコックは燃料の通路が4つあるためOリングの形状も写真のようになっています。
この4つの穴はそれぞれON,OFF,ホース抜き、キャブ抜きの役割があります。

 

 

エンジンが始動できない原因は劣化したOリングのせいでガソリンが漏れてしまうことと、キャブの中も古いガソリン成分が固着してフロートバルブが閉じなくなっているためと判断しキャブはオーバーホール、コックはOリング交換、という修理となるはずでしたがこの除雪機にはOリング単体での部品設定がなくアッセンブリでの交換となりました。
(写真左は新しい燃料コック、右はキャブレター)

 

 

 

 

キャブレターをエンジンに取り付けたところです。
今はチョークバルブは開いている状態ですがチョークワイヤーを引くと45度回転してバルブが閉じ、空気を遮断して燃料を濃くすることで始動性を高めます。
寒冷地でのバイクの「冬眠」の際はたとえ数カ月でもキャブから燃料を抜きます。バイクとは逆で除雪機のように稼働する期間が1年のうちの数カ月で、使用しない時間のほうが長い機械類では1番上の写真説明にあるようにホースから燃料を抜くホース抜き、キャブから燃料を抜くキャブ抜きを怠らないことが、いざ除雪があったときにすぐに使い始めるために大切な作業といえます。

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