025 中国製四輪バギー修理編

2013-03-13

<旧HP2007.12.19・2008.1.20掲載分>
中国製四輪バギー(シンカー)はネットオークションで購入されたバギーだということです。ナンバー登録ができたので公道を走るためにウインカーを取り付けてほしいという依頼です。(ヘッドライトとブレーキランプは初めから付いていました)
どのような場合もそうですが、いきなり作業に入るのではなく全体をぐるっと見回して作業手順をイメージしまずは予定をたてましょう。

 

 

ボルト、ナット、ビスを取り外し、脱着できる部分を分解してフレームからボディ上部を持ち上げます。これでバッテリー、配線、エンジン、キャブレターなどが一目瞭然となります。
電気系統の作業なのでバッテリーからライト類への配線を調べます。

 

 

 

 

今回はマニュアルなども全くないので、調べた内容をもとに自分なりの配線図を作り、ウインカーの配線を考えました。
この写真はウインカー本体、スイッチ、リレー、コードリール、ギボシ端子とホンダ・カブの配線を流用して作ったオリジナルです。

 

 

 

 

次はウインカーの取り付け場所を考えますがボディを持ち上げて作業しているので、もとに戻して全体を組み上げた時にお互いに干渉しない位置関係に配慮しながら進めていきます。

 

 

 

 

 

フロントウインカーの取り付け位置ですが、バギーの走行環境と見た目の格好良さを考え、フロントカウリング上に設置しました。
FRPボディなのでアース線の取り付けが必要です。
(自動車やバイクは車体アースになっているため)

 

 

 

←同じものを右斜め上から見たところです。
ウインカー本体は薄型のネジ留めタイプでスッキリと配置されバギー本体のフロントキャリア兼ガードで保護する構造になっています。
なかなか効率的で一石二鳥の造りですね。

 

 

 

 そしてウインカーのスイッチですが、バイク用のパーツをいろいろ探してみたのですが純正品には適合するものがなくようやく見つけたのがKIJIMAのクランプスイッチ(税込\2100)です。
これをハンドル左の操作しやすい位置に取り付けます。

 

 

 

 

 

予算の関係でリヤウインカーは手元にあった中古品を流用しステーを追加してフレームに取り付けました。
電装部品の取り付け、配線をするときに重要なことは、被覆をむいてよりあわせるのではなく、ギボシ端子やコネクターを使うことです。接触不良が大幅に軽減されショートの危険性も低くなります。

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